心の解析メモ〜個人的心理学整理ノート〜

ビジネス&普段に役立つ心理学

やりたいこと、得意なことがわからない?

先日、お客様先の新人さんと軽くご飯に行きました。

その方は「今の仕事が自分にとっては向いてない仕事。だけど、他の人に比べて、得意でないから頑張らないと、、と思える。それはそれで良いと思っている。頑張ります。」とおっしゃっていました。

仕事歴が短いのと、劣等感をバネにして頑張れるうちはそれでいいと思うので、特に何もコメントしませんでしたが、、、うーん。と思いました。

気になったので、今日のエントリを書いてみます。


やりたいことがわからない人、得意なことがわからない人、いませんか。

私も今もわからないですが、わからなくて当たり前なんですよね。

でも、やりたい、興味が湧くことのほうが効率がいいことも事実。

あなたの「やりたいこと」の定義はなんですか?

 

 

人それぞれ、「やりたいこと」「得意なこと」の定義は異なる

「やりたいこと」とは何なのか、「得意なこと」とは何なのか?これが結構、人によって定義が違う、説明が違うということに最近気づいた。

  • やりたいこと 
    →自分が好きなこと
    →自分が得意なこと(やりたいこと=得意なことという人もいる)
    →直接やることではなく、その行動の先にある影響で説明
     例)人の役に立てること
    →自分が時間を忘れて没頭できる、集中できること
    →自分がやってて苦にならないこと
    →興味があること、面白いこと(英語でいうInterestingの方)
  • 得意なこと
    →人より早くやれると自分が思っていること
    →人より上手くやれると自分が思っていること
    →比較して他者よりも早くやれたり、上手くやれたりする実績があること
    →やってて自分が苦にならないこと

代表的なものを並べてみたが、自己評価で定義する人もいれば、他己評価や事実で定義する人もいる。得意なこと(=評価されること)を好きなこととする人もいる。逆説的に「苦ではないこと」と定義する人も。

 

やりたいことがわからない、得意なことがわからない

この2点に当てはまると言う方は、自分の中のその定義をはっきりさせてみるとよい。

得意なことは自分が得意だと思うなら得意と定義することもできるし、そうでなく他者からの評価での場合もある。好きなことも同じ。
自分の定義、例えば、どうであれば得意と言えると感じるのか、を少し掘り下げてみると、なぜ「わからない」か、なぜ「見つからないか」がわかる。

そうなったら、あとは覚悟を決めればいいだけ。見つからないものは見つからないし、定義のほうを自分と相談して変えていくことで、得意なこともやりたいことも見つかる場合がある。

そうなれば、自分が「得意なこと」「やりたいこと」と信じることができる。どちらも見つかる。

「得意なこと」「好きなこと」を明確にすると

得意なこと、好きなことというのは、嫌いであったり、辛いと思うことが少なく、上手くいかなくても諦めずに努力できることだったりする。

つまり、初めから得意でない、嫌いと思っていることを行うよりもハードルが低く省エネ。

例えば、アクションゲームが得意でないと自認する人はアクションゲームをいざやってみた場合、うまくいかないところがあったら、すぐ、「もういい」ってやめてしまう。ところが、アクションゲームが得意な子供は何度もトライして、何とかクリアしてしまう。

何か障害があっても苦なく努力できる。こんなところに、少なくとも、ある活動に対する自己評価が結果として現れる。※「自己評価」がポイント。

自分なりの「得意なこと」「好きなこと」を知っていると、選択する時に、「得意なこと」・「好きなこと」を選べるようになるので、不得意なことなどで消耗しない。

 

まとめてみて思ったこと

新人の方と話してみて思ったことをまとめてみましたが、これを残念に思ったんだな、と自分自身も気がつきました。

私自身は得意なことや好きなことで仕事してもらう方がパフォーマンスが出て効率的だと信じているので、もっと楽に頑張れるかもしれないのに、もったいない、、と思っていたんでしょう。。(お説教的な話をしなくてよかった……(苦笑))

この辺は、他の方とお話しすることや、心理学系の本を読むことで認識を変えることができる場合があると感じます。

もしも、おやっとひっかかる方がいらしたら、どこかのコーチのかたや、自己啓発系の本をお読みになってみると良いと思います。日常をもう少し、楽に生きられるようになるかもしれません。

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